にほんスナバ紀行24 スナバンが生まれた!?砂場
世田谷区南烏山 千歳烏山南公園

この公園、「スナバン」の作者であるきりえやさんの思い出の公園です。

普段は、スナバの上にネットが掛けられていて、遊ぶときだけそれをめくるようです。 訪れたときにも、小さな男の子が、親子が遊ぶためにちょうどめくってあげていました。

きりえやさんの思い出とは、なんと、ここで「スナバン」の構想を練っていたとか。 今回は、その当時を振り返ってもらいました。





「ずっと前してたアルバイトの、担当区域が千歳烏山駅前でした。 毎日家から家へと歩き回り、缶コーヒー1杯で休憩をとっていたのがこの公園です。

ここの砂場で遊ぶ子供達を見ながら、出すあての定まらなかったスナバンの構想を練っていました。
そのころこの公園には猫の家族が住んでいました。 飛び上がるとき後ろ足ががに股になるすこしドジだったあの子猫は、ひょっとしてニクキューだったのかもしれません。
ある時、砂場で遊んだ子供が帰り際、僕に向かっておずおずと手を振りました。 見ず知らずの僕に何故と思いましたが、その時の僕がしていた格好は赤青黄の原色ジャンパー。 わざと目立つように作られた水道検針員の制服で、すこしヒーローっぽかったのかもしれません。

久しぶりに訪ね、そんなことを思いだしました。 今も砂場が現役で遊ばれている様子を見、嬉しくなりました。」





千歳烏山南公園
世田谷区南烏山5-21-15

東京都世田谷区南烏山5丁目21−15

カテゴリー: ジャンル, 世田谷区, 住宅街, 東京(23区あ〜さ), 歴史 パーマリンク