182 世界文化遺産・元興寺の近く、狂言大蔵流宗家の屋敷跡にある砂場
奈良市 川之上町街区公園

 

 

前回に続いて、古都・奈良を、今回は旧市街地の奈良町(ならまち)近辺をぶらりとしてみました。

奈良町の名所と言えば、1999年に世界文化遺産に登録された元興寺(がんこうじ)。



南都七大寺のひとつで、国宝の極楽坊本堂や禅室、五重小塔、重要文化財の東門(写真)など見所もたくさんあります。

また「ならまち格子の家」は、江戸時代末から明治時代にこの奈良町に多くあった町家の雰囲気を感じられるところ。



奈良町散策の合間にぜひ立ち寄って、かつての暮らしの雰囲気を味わってみてください。

そんなエリアにひっそりとあるのが、狂言大蔵流宗家屋敷跡の碑が建つ川之上町街区公園。



碑の横にある解説文を読むと「狂言大蔵流十二世大蔵彌右衛門が、豊臣秀吉よりこのところに家屋敷を拝領し、二十二世まで住居した」とあります。



十二世彌右衛門は、秀吉の跡は、徳川家康にも仕え、700年前に遡る最古の伝統を持つ大蔵家の狂言を守り続けていたようです。

明治維新後、一時断絶していた大蔵流も、いまま東京を中心に伝えられているようです。



かつては屋敷があったこの地が、現在は公園になっています。



砂場、そして滑り台の向こうには屋根瓦も見えます。



古都・奈良ならではの雰囲気と歴史ある地にある砂場ですね。

川之上町街区公園
奈良市川之上町14番地

奈良県奈良市川之上町

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