231 江戸時代には鯨があがった地の近く、台場跡にある砂場
品川区 台場浦公園

 

今回は、江戸時代には東海道五十三次の品川宿として栄えた、現在の北品川あたりへ行ってみました。

かつては目黒川の河口にあった大きな洲で、洲崎と呼ばれていたところです。

ここにある利田神社(かがたじんじゃ)の前には、鯨塚があります。

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江戸時代の寛政十年(1798年)に品川浦沖に迷いこんで漁師たちに捕らえられた鯨を供養するための碑だそうです。

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東京にあるただ一つの鯨塚ということで、周辺には鯨のモニュメントがあるなど整備されていました。

またこの近くには、江戸時代に陸上に「御殿山下台場」も作られていました。

よく知られている「お台場」とは場所は違いますが、黒船来航をきっかけに作られた「台場」の一つです。

御殿山下台場は、戦後撤去されましたが、その地名はここに残っています。

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その一つが今回訪れた台場浦公園です。

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すぐ隣には台場小学校もあり、「台場」がかなり大きいものだったことが分かります。(台場小学校の正門には、台場跡から発掘された石垣を使った記念碑があるようです)

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そして、砂場は円形のものがありました。

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近くの天王洲をはじめ、品川一帯は再開発が進んでいますが、
北品川には、江戸時代の面影が残るところがまだまだ残っています。

ゆっくりと散策したいエリアですね。

台場浦公園
品川区東品川1-8-34

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