にほんスナバ紀行22 近代教育発祥の地にある砂場
文京区湯島お茶の水公園

今回尋ねたのは、お茶の水駅の北側、文京区湯島。 さだまさしの名曲「檸檬」(れもん)にも歌われている湯島聖堂へ。





徳川五代将軍綱吉が儒学の振興を図るために元禄3年(1690)に創建した聖堂で、 (写真奥の大成殿は、孔子廟の大成殿。上野の林羅山私邸より移築) 寛政9年(1797)には幕府直轄学校として昌平坂学問所が開設されています。  明治維新後は、文部省、日本最初の博物館(現在の東京国立博物館)、 東京師範学校(現在の筑波大学)、東京女子師範学校(現在のお茶の水女子大学) などが設置されるなど、まさに近代教育発祥の地。



また、講堂内に置かれている孔子像は、世界最大のものになります。  そして、この湯島聖堂に隣接したところにあるのがお茶の水公園。



独特の形をした滑り台の手前に、扇形の砂場が。 この日は、遊ぶ子どもたちはなく、鳩が日射しを凌いでいました。 写真の奥に見えるのが湯島聖堂です。  そして、この砂場からすぐのところにあるのが神田明神。



大黒様、えびす様に加えて、平将門も祭神として祀られています。 境内には、架空の人物「銭形平次の碑」や屋上庭園などもあり、 いつも賑わいを見せています。 先日行われた、神田祭も大賑わいだったようです。  今回の砂場は、そんな湯島聖堂、神田明神の間で、ひっそりとしていました。

お茶の水公園
文京区湯島1丁目4

東京都文京区湯島1丁目4


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